ぼくのざっきちょう

留年生の楽しい日常

スポーツアニメについて調べた話 1960年代編

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こんばんは。

この記事は前回の記事の続編になっています。そちらに概要を記していますのでそちらから読んでいただけるとわかりやすいかと思います。

azukik.hateblo.jp

 

 前回の記事では、各年代において放送された全てのアニメの本数について述べました。

今回の記事では1960年代に放送されたスポーツアニメについて書いていきたいと思います。

 

1960年代

・1967年

・1968年

・1969年

1960年代においては、6本のスポーツアニメが放送されました。

今回調べるにあたってモータースポーツを含むことにしているため、最も古いスポーツアニメは『マッハGoGoGo』でした。はっきり言って今回調べるまで僕は聞いたこと…あるかな? くらいでした。このアニメは1997年にリメイクが製作されています。さらに2008年には『マトリックス』シリーズのウォシャウスキー兄弟(当時)が、このアニメを原作とした実写映画『スピードレーサー』を公開しています。どうでもいい話ですがウォシャウスキー兄弟は二人とも性別適合手術を受け、ウォシャウスキー姉妹になっています。しかしこの映画の公開当時は二人とも手術を受ける前なので兄弟にしておきます。

翌1968年には『巨人の星』が放送されました。こちらは有名ですよね。スポ根漫画を多く手掛けた梶原一騎原作の漫画を原作にしたアニメです。三年半に渡って放送され、1977年には『新巨人の星』、1979年には『新巨人の星Ⅱ』が放送されるなど人気アニメだったのでしょう。個人的には巨人の星といえば『新約「巨人の星」花形』が中高くらいのときにマガジンで連載されていたのでそちらのイメージですが…


巨人の星 OP [行け行け飛雄馬]

重いコンダーラ

 

同年、『アニマル1』が放送されました。このアニメは川崎のぼるの漫画を原作にしています。川崎のぼるは『巨人の星』の漫画の作画もしています。昔の漫画家は同時に複数の週刊連載をこなしているのが凄いですよねぇ…

ストーリーはwikipedia先生より引用します。

父・小助や5人の弟と妹・ナナ子と共に、船で暮らしていた東一郎は、東京は墨田区にある「河岸中学校」へ転校してきた。だがその日、校内に乱入してきた暴れ牛を叩きのめしたことから学校の人気者となり、様々な運動部から勧誘される。そんな中一郎は、一見ひ弱な山彦正率いるレスリング部から勧誘を受け、山彦とレスリング勝負をするが、いとも簡単にのされてしまった。この一件でレスリングに興味を覚えた一郎はレスリング部に入部し、メキシコオリンピック目指して猛特訓を行うことになる。

このアニメはアマチュアレスリングをテーマにしています。この後述べる『タイガーマスク』などプロレスを扱っているアニメはいくつかありましたが、アマチュアレスリングを扱っているアニメはおそらくこの『アニマル1』しかありませんでした。

 

続いて1969年。この年は三本のスポーツアニメが放送されました。

 

先に進む前にちょっと書いておきたいことがあります。今回調べるにあたって悩んだことに、登山や釣りはスポーツアニメに含めるのか?や、競馬や競艇は?などがありました。一応今述べた中で登山以外はスポーツアニメに含めました。ちょこちょこググってみて登山はレジャーじゃないか?という気がしたので(登山はスポーツだろ!という人がいたらすいません)。そして一番悩んだのが、これは格闘技なのか?それともバトルなのか?というようなことです。のちに述べるであろうキン肉マンなども一応スポーツアニメに含んでみたのですが、バトルものなのでは?という気もします。そこらへんが今回調べるにあたって若干曖昧になってしまっていると思いますが、ご容赦ください。

 

で、なんでこのタイミングで言ったかというとこの年放送された『紅三四郎』のテーマが柔術だからです。先にストーリーを…Wikipedia先生から。

果たし合いの末、父の命を奪った「片目の男」を追って、紅流柔術の達人・紅三四郎は愛車のバイク紅号を駆って世界各地へ旅を続ける。行く先々で出会う人々と交流しながら、さまざまな武術や格闘技の使い手である「片目の男」と対決していく異種格闘技戦が毎週のクライマックス。毎回、敵と戦う前にはヒーローの「変身シーン」のような演出で、高く空中に投げ上げた赤い道着を鮮やかに身に付け、黒帯を締めて決めポーズをとるのが恒例となっていた。場も荒野や森林、ビルの建築現場の鉄骨の上など、バラエティーに富んでいた。

…うーん。武術はスポーツではない…けど格闘技ならスポーツ…どうしようかなぁ…

まぁ…スポーツアニメということにしておきましょう!ブラジリアン柔術とかあるし!

ちなみになんですがいわゆる柔道は嘉納治五郎が創始した講道館流のことです。オリンピックなどで行われるのもこれですね。僕も中高と授業でやったので講道館の会員証とかいう紫色のカード持ってます。立ち技中心です。それに対し柔術は、もっと幅広いものです。もともと柔術の一つとして嘉納治五郎が開いた流派が柔道となったので、他にも七帝柔道やブラジリアン柔術などがあります。

 

タイガーマスク』にうつります。プロレスをテーマにしたアニメですね。これの原作も『巨人の星』の梶原一騎です。『タイガーマスク』も1981年に『タイガーマスクⅡ世』、さらに今日(2017/2/7)現在『タイガーマスクW』が放送中です。僕はこれは見ていませんが前後あたりに放送されているワールドプロレスリングを見るときに見かけることがありますね! 『タイガーマスク』にはミル・マスカラスアブドーラ・ザ・ブッチャーといった実在のプロレスラーも登場しています。さらに『タイガーマスクⅡ世』を基にしたタイガーマスクというプロレスラーも実際に存在していました。現在でもタイガーマスク5世くらいがいるのかな。

 

そして『アタックNo.1』です。週刊マーガレットに連載された同名の漫画を原作としています。おそらくこのアニメも聞いたことがある人がほとんどなのではないでしょうか。涙が出ちゃう、女の子だもんってやつですね。バレーボールを扱った作品は同時期に『サインはV』というのがあったのですが、そちらはドラマにはなったもののアニメ化はされていません。『アタックNo.1』は上戸彩でドラマをやっていましたね~

1964年の東京オリンピック東洋の魔女ブームからバレーボール人気を支えたといっていいのではないでしょうか。アニメは平均20%程の視聴率で、フジテレビが現在バレーボール中継を行っているきっかけにもなっているようです(wikipedia情報)。

 

さて少し長くなってしまいましたが1960年代のスポーツアニメは以上です。

もう半世紀ほどが経っていますが現在でも目にする機会がある名作がありますね。スポ根アニメの時代でもあると思います。放送されたスポーツアニメの本数は少ないですが、その中でもアマレスやバレーボールといった後々にあまり扱われていないスポーツがこの時代に扱われているというのは興味深いですね。

 

今回わずか6作なのに長くなってしまったので次回以降は各年代でも分割するかもしれません。

では。