ぼくのざっきちょう

留年生の楽しい日常

映画『WE GO ON 死霊の証明』の感想だよって話

こんばんは。

ヒューマントラストシネマ渋谷で開催中の未体験ゾーンの映画たち2017。そこで上映が始まった『WE GO ON -死霊の証明-』を見てきたので感想です。詳しいネタバレはしません。

 

 テアトルシネマグループではTCGメンバーズは火曜日・金曜日は1000円で映画を観られます。詳しいことはこの前記事を書いたのでそちらをご覧ください。

azukik.hateblo.jp

「今日(昨日ですが)1000円じゃん」と渋谷に行って気づいたので見てきました。

特に見ようと決めてきたわけではなかったので、丁度時間が良かった『WE GO ON -死霊の証明-』という映画に。いかにもホラー映画っぽいタイトルです。というわけで期待が高まります。

 

総評…65点

全員にお勧めできる映画ではないですね。映画が好きなかたなら良いと思います。怖い映画を観たいという人にはあまりお勧めできません。怖くないから。未体験ゾーンの映画たち、の上映作品は1300円、リピーターなら1100円で見ることができるのでその値段で見ていると考えれば、見て損した!ということはないと思いますが。

 

ストーリーとしては、死に恐れを抱いている主人公が、死後の世界を証明した人に3万ドルを払うという新聞広告を出すところから始まります。そして1000通ほど応募のメールが届き、そのうち信頼できそうな3人と会って話を聞くことになるのだが…

といった感じです。ネタバレを避けて書きたいと思うのであまり長々とあらすじを書くのはやめておきます。

 

が、タイトルからホラーを期待していくと肩透かしを食らった気分になります。鑑賞後映画.comを見てみたら『主人公が想像を絶する恐怖に見舞われるサスペンススリラー』的なことが書いてありました。うん、まぁね。

まぁ想像を絶する恐怖もなかったけどね

 

良かった点からいきましょう。

まず全体的な雰囲気は嫌いじゃありませんでしたね。なんというか…全体的にまったりしてました。サスペンススリラーとして正しいのかはわかりませんが。『カメラが切り替わったら怖いやつ』的なビックリ系のはあんまりなかったんじゃないかな。最初の方に少しあったかな?くらいです。まあそういう怖がらせ方もなしとは言わないですけど、僕としては『そりゃビックリはするけどなんか違わない?』という気がするのであまり好きではありません。そういうのがあまりなかったのはいいですね。どちらかといえばそこにいるのは知っている状況で話が進んでいくことが多かったのでそれはよかったですね。

あとは…主人公のお母さんの息子を思う気持ちは良かったですね。主人公が応募してきた人たちに会いに行く時も騙されないようにと付いていっていました。拳銃を持って。いってももう主人公も普通に働いているので「子離れせえよ」とは思いましたが。しかしとあるシーンでは母親の強さというか大胆さ、あるいは女の怖さみたいなものを感じました。

そしてその女の怖さというものはとある女性から主人公にも向けられます。このシーンもよかったですね。

 

悪かった点です。怖くない。まずこれです。サスペンススリラーなら仕方ないのかもしれませんが(サスペンススリラーがどういう意味かはっきりとわかりませんが)。原題はWe Go Onなので死霊の証明という邦題で付いたサブタイトルがよくないかもしれません。死霊の証明という映画の内容とはあってはいるのですが…

あとはそもそもなぜこの主人公は死霊を証明したいのか、の理由付けが弱いのでは?という気がしました。いまいちその理由に共感ができなかったので映画へ入り込みづらさを感じました。

あとはラストですね。詳しいことは書きませんが、怖い系の映画のよくあるラストではあるのですが、それが分かりづらい。ん?これはどっちだ?なんで主人公この反応なの?みたいな終わり方です。最も僕の理解が足りていないだけかもしれませんが。

 

『WE GO ON -死霊の証明-』は2月11日から17日まで14日を除いて一日一回上映されているようです。興味を持った方がいましたら観にいってもいいかもしれません。ぜひ見にいってください!とお勧めするわけではありませんが(笑)

 

では