漫画の面白さは作者の経験が大きくかかわるんじゃないかなぁって話
こんばんは。
毎日毎日「今日は何しようかなぁ…」と悩んでいます。
大学生になった当初は「大学生って案外忙しいんだ!」という謎の感動もありましたが。
四年もいると近隣の店は行き尽くし、バイトもめんどくさくなり…
授業
まぁ本を読む時間やら映画を見る時間がたっぷりあっていいことですね。
一生働かずに暮らせたらいいのになぁ…
以下本題
今日はKindleで
『アニメタ!』花村ヤソ・講談社
という漫画を読んでいました。
昔見たアニメの動画に感動してアニメ業界に入ってきた女の子のお話ですね。
主人公の女の子は「動画」という仕事の新人さんです。
「動画」とは…
基となる原画だけだと動きがカクカクするので、滑らかに動くように間の絵を描き足す仕事(本編より引用)
らしいです。こういったことも本編欄外などに説明が書いてあるので、アニメ業界に詳しくない僕でも面白く読めました。
そう、僕が今日テーマにしたいのはこのことです。
業界に詳しくない僕でも面白く読める
漫画で重要なのはリアリティ
ぶっちゃけてしまえばこの漫画の面白さはよく知らないアニメーターという仕事の内部を垣間見することができるという知的好奇心の刺激のような部分にあると思います。
1巻を読んだ限りではストーリーそのものの面白さはあまり感じませんでした。
しかしそれは問題か?
僕自身は続きを読みたいと感じました。
それはよく知らないアニメーターという仕事のことを垣間見ることができるのではないかという一種の期待感のようなものがあるからです。
もちろんここで大事なのは作品にリアリティ(×リアル)を感じることができるか、ということだと思います。
リアリティあるいは説得力と言ってもいいと思います。
僕はこの『アニメタ!』という漫画を読んで
「この作者はアニメーターをしていたのかな?」
という興味を持ったので作者の花村さんのTwitterを見ました。
すると、
【固定用】「アニメタ!」は平凡な元アニメーターの作者が周りにいた天才秀才を長年観察して描いた王道スポコン・アニメーター漫画です。「好き」を仕事にしたい人。した人。したかった人。あと人生にアニメがあって良かったという人におススメです。https://t.co/L3ZCPHKWFs
— 花村ヤソ@アニメタ!3巻発売中 (@hanamurayaso) 2017年1月16日
というツイートが固定用になっていました。
やはりアニメーターをされていたようです。
僕は
「やっぱりな」
と一人にやにやしていました。バスの中で。
隣に人が座っていなくてよかったと思います。
「この漫画には説得力がある。だから作者は経験があるか入念な取材をしているはず」
という予想が当たったからにやついていたのです。
いわゆる職業漫画あるいは内幕ものとでもいうんでしょうか。
ずっとあるジャンルだとは思いますが、名前がよくわかりません。
しかしずっとあるということはやはり支持されているということでしょう。
職業もの面白さとは何か?
それはやはり内情をうかがえることだと僕は思います。
「へーこうなってるんだ・知らなかったなぁ」という感想を引き出せればOKなのではないでしょうか。
そこで「なんやねんこれほんまかいな」(エセ関西弁)になってしまうもの、つまりは説得力がないものではいけないと思います。
まぁこれは職業漫画に限らずだとは思いますが。スポーツ漫画とかね。
「なんでセンターに内野守らせてんねん」とかね。他意はないです。
まぁ説得力が大事だということを言いたいのですが、そのためにはやはりある程度のリアリティが必要である、と思います。
ではリアリティを感じさせるには?
それはやはり作者の経験・引き出しが重要なのではないでしょうか。
もちろん入念な取材やそれに関する思い入れの強さなどでも良いと思います。
例えば僕なら漫画についてならそこそこ語ることができる自信はあります。思い入れがあるので。しかし、原宿について…とか言われたら「あっ、無理っす…」ってなりますね。
宣伝するときも
商業出版ではよりこれは重要ではないでしょうか。
宣伝を打つにしても、
「今までアニメを見たことのない作者が渾身の筆致で描くアニメーターの物語」
よりは
「元アニメーターの作者が内情を描くアニメーターの物語」
の方が興味をひかれるわけです。
これは『バトルスタディーズ』という漫画で感じましたね。
これは職業漫画ではなくスポーツ漫画ですが。
この漫画の主人公はDL学園という野球の名門校に入学し、そこの野球部の厳しいしきたりだったり先輩だったりにさらされることになります。
このまんがの作者はPL高校野球部出身で甲子園にも出場されたそうです。
となればやはりあのPLの野球部の出身の作者が描く強豪校の野球部の物語となれば、それはやはり風景にリアリティを感じることができるでしょう。
説得力もあります。
読んでみようかなってなりませんか?
まとめ
- 漫画で重要なのは説得力では?
- そのためには作者に経験があるとよいのでは?
ということですかね。
長くなるので終わりにしますが、この記事の内容では「じゃあファンタジー漫画はどうなの?」って話になりますね。
そこもおいおい書いていけたらな、と思います。気が向いたら。
もしなにか意見があるかたが読んで下さったらコメントしていただけたらありがたいですね。
では