ぼくのざっきちょう

留年生の楽しい日常

【漫画】今更だけど『重版出来!』1巻の面白さを語りたい

こんばんは。

昨日酔った勢いで漫画を何冊か買ってきてしまいました。酔うと散財しがちなのは治したいですね~。

買ってきた漫画で面白いものはいくつかありました。しかしその中でも『重版出来!』は読んでいていろいろとこみあげる気持ちがありました。それをぶつけるべく書いていきたいと思います。ネタバレは極力避けます。

 さて。

重版出来!』ですが、去年ドラマ化もされているのでご存知の方も多いのではないでしょうか? 一応読み方を確認しておくと、「じゅうはんしゅったい」です。発売された本を追加ですることを重版、その重版ぶんが出来上がり販売されることが重版出来、のはずです。ちなみに僕が持っている『重版出来!』の1巻は初版の第13刷です。おそらく去年のドラマ化に伴ってかかった重版のものではないかなと思います。実はドラマ化されたころKindleでこの漫画は読んでいたのですが、昨日なぜか買ってきてました(笑)

 

ざっくりストーリーを書いておくと、出版社の新入社員・黒沢心が漫画を売るということを学んでいく、その過程で彼女の持ち前の熱血さが周りの人の気持ちも動かしていく、といった割合ありがちなストーリーです。ありがちってのは結局それが面白いからそこに落ち着くわけで、いいことですね。

ネタバレを避けつつ書くので、詳しくは書けませんががんばって面白さを書きたいと思います。

まず、主人公・黒沢心が好感を持てるキャラクターであること。彼女はまるで少年漫画の主人公のような熱血さ・純真さを見せてきます。それは彼女が柔道に打ち込んでいた時に養われたものです。こんな人はいないだろう…と思ってしまうかもしれません。でも、こういうキャラクターであるからこそ周りを動かせる存在なのです。こういったキャラクター、僕は好きです。周りを無理強いして巻き込んでいくのではなく、自然と彼女に巻き込まれていく。理想的な人物ですよね。

次に、周りのキャラクター。『重版出来!』は1巻を読んだ限りでは、黒沢心を中心に据えつつも、話ごとにメインとなるキャラクターが置かれ話がすすめられていく構成になっています。一つ目のお話では主人公・黒沢心が編集部に配属されるまでを描いています。そして二つ目ではベテラン漫画家さん、三つ目では出版社の社長、四つ目のお話では三話をさき、コミックスの営業マンの話になっています。その中でも特に面白いのは営業マンの話ですね。詳しくは書きませんが、志望と違ったコミックスの営業となりやる気の薄い営業マンが、とある漫画の営業を行っていく中でその漫画を売ろうと努力する様々な人と関わり合い、本気になっていく。わかりやすいストーリーではありますが、やはり成長ってのは面白さの要素ですね。

そして最後に、いわゆる仕事漫画の面白さ。それはそれぞれの業界・業種について知ることができることだと僕は思っています。確かな描写は漫画に説得力・リアリティを持たせるので読んでいて楽しい。僕は漫画で色々なことを学んできたと自信を持って言えます。漫画を読んでいたらバカになるなんて、今時言う人もあまりいないとは思いますが、漫画は間違いなく勉強になります。『重版出来!』では漫画をつくることに関わる人たちの奮闘を描いています。それは普段何気なく読んでいる漫画も、私たちのもとに届くまでにも漫画家さんだけでなく、たくさんの人が関わっている。そしてそれを私たちに届ける努力をしているんだ、ということです。それを知って読むと、やはり思いは深くなりますよね。

 

雑な紹介になってしまいましたが、まぁドラマ化までされている漫画なので今回僕があまり詳しく紹介することもないでしょう(笑)

僕が読んで、面白いと思ったから皆さんにも紹介したかったという話です。これを読んで、この漫画を読んだことが無い人が興味をもっていただけたら嬉しいです。

 

では