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ぼくのざっきちょう

留年生の楽しい日常

映画『スノーデン』を見てきたから感想だよって話

こんばんは。

早速ですが、映画『スノーデン』を見てきました。

snowden-movie.jp

忘れないうちに感想を書いておきたいと思います。詳しいネタバレはなしです。

 

 

スノーデンとは

タイトルのスノーデンとは、この映画の主人公であるエドワード・スノーデンのことです。彼は数年前に世界中で報じられたニュースの主人公。覚えている方も多いと思いますが、アメリカ政府が世界中の個人情報を監視していることを暴露した人です。

この映画は愛国的な青年であったスノーデン氏が情報監視に携わるようになった経緯を振り返りながら、アメリカに帰れないことになってでもこの暴露を行った、行わねばならないと思うまでになった経過を描いています。

 

総評…80点

面白い映画でした。

これを読んでいるあなたに見ることをおすすめできる映画です。

なぜなら日本、ひいては私たちは決して監視と無関係ではないんだ、ということが分かる映画だからです。この映画の中で、スノーデン氏は語ります。「もし日本がアメリカの同盟国で無くなったら」日本中のシステムはダウンさせられる。そうできるようなシステムをアメリカは構築しているそうです。

また彼らは世界中の電話、メール、チャットをまるでGoogleで検索するように調べられる検索エンジンを持っているそうです。怪しいワードをやりとりしている人がいたらその人のやりとりをすべて監視し、さらにその人が電話やメールをした人も監視し、さらにその人が連絡した人も…のように監視を行うそうです。あなたがテロを計画していなくても、知り合いの知り合いの知り合い…とかになっていったらそれはもう膨大な数であり、その中には何を考えているかわからない人もいるかもしれませんよね?

 

ストーリーは彼がガーディアン誌に情報提供を行った2013年のインタビューのシーンと、彼が2006年にCIAに入ってから情報監視に関わっていくシーンの二つが交互に薦められていきます。その中でスノーデン氏の恋人とのやりとりや、彼がてんかんに苦しんでいる様子なども描かれています。正直に言えば僕はスノーデン氏をなにかヤバいことをやったハッカー(クラッカー?)くらいにしか思っていませんでしたが、ここで彼の人間的な側面が描かれるので、彼の行動にも少し納得を覚えます。

また要所要所で実際の政治家(オバマ前大統領など)のスピーチや会見の映像が挿入され、これは現実の出来事なんだよ、ということを再確認させてきます。

愛国的青年であったスノーデン氏が政府やアメリカ国家安全保障局(NSA)のやり方に疑問を覚えていき、その中である決定的な出来事が彼に国家が国民を監視することの怖さを身を持って感じさせます。それは私たちが感じるべき怖さでもあります。映画では結構エグイやり方で政府に協力させたり、ジャーナリズムを監視したりしていました。国の安全を守るために一個人は犠牲になるかもしれません。国民を守るために、国民の自由は制限されるのは仕方ない…作中で政府側の人間はそんなようなことを語っていました。それは正しいのでしょうか?

 

一方で、この映画はスノーデン氏の側に立って描かれています。この映画で描かれていることが必ずしも真実なのかはわかりません。また上で現実の出来事と再確認させる…と書きましたが、そのせいでどこまでが現実にあったことでどこからが演出なのか。このイヤな人物、スノーデン氏に肩入れしたくなるような人物は本当に存在しているのか?そういった思いを私たちに抱かせる演出なのか?などと考えてしまいます。

また、米国民が怒るのはあくまで米国政府が米国民を監視していたからであって、他国のみを監視することについてはどうなのだろうか、などとも思ってしまいます。彼らは例えばアメリカ政府が中国やロシア、あるいは日本の一般の人たちのTwitterFacebookを監視していることに「テロ対策だ」と言われたら、なんだったら支持するのではないかな。そういった発言をしている人が実際にテロを行ったらなぜ監視していなかったのか、未然に防げたのではないか…などと議論が起きるでしょう。

 

この映画のキャッチコピーにもありますが、スノーデン氏、彼は英雄か、犯罪者か。

是非あなたもこの映画を観て、考えてほしいと思います。

 

その他

この映画の主人公エドワード・スノーデンを演じるのはジョセフ・ゴードン=レヴィットです。

ジョゼフ・ゴードン=レヴィット - Wikipedia

かっこいいですよね~

日本では去年公開された映画『ザ・ウォーク』でも実在の人物で、ワールドトレードセンターの間で綱渡りを行ったフィリップ・プティ氏を演じました。この映画も面白い映画です。3Dで見ると、その綱渡りの迫力やドキドキがより伝わって面白い!映画…だと聞いてはいますが僕は普通の映画館で見たのでわかりません(笑) でもそれでもドキドキ感とかは凄かったんでお勧めです!

 

 

 

以上、『スノーデン』感想でした。

難しげなテーマの映画ではありますが、僕は電車乗ってから映画でも見に行くかぁ、と思い立ってその場で見た映画です。それでもいろいろ考えさせられる映画です。私たちにけして無関係ではないお話ですので。まだスノーデン氏は若く、これから何があるやもしれません。今見に行くのにいい映画だと思います。

 

では。

 

↓映画の原作の本らしいです。

スノーデンファイル 地球上で最も追われている男の真実

スノーデンファイル 地球上で最も追われている男の真実